こんにちは 、厚木市議会議員の遠藤浩一です。
私の政治活動の原点は、2011年。初当選から2週間後、先輩議員と3人で車を走らせ、 東日本大震災の被災地へと向かいました。あの時、目に焼き付いた光景や衝撃は、今も 私の防災減災に対する活動の大きな原点になっています。

それ以来、毎年2月議会で「防災・減災」を訴え続けてきました。しかし、厚木市は大きな自然災害の被害が少なかったせいか、時とともにどうしても意識が「風化」しがちです。

私が今、議会で強く訴えていること。それは、単なる備えを超えて、防災を厚木の「文化」にまで高めたいということです。歯を磨くように、着る服を選ぶように、当たり前の「ライフスタイル」として防災が身体に染み付いている。そんな街を目指したいと考えています。

「備蓄3日間」が教えてくれる、大切なこと

先日の2月定例会では、少し踏み込んだ質問をさせていただきました。

行政が「3日間備蓄を」と呼びかける理由をご存知でしょうか。これは決して突き放すわけではなく、「大規模災害時には、どうしても公的な支援(公助)が届かない空白の時間が生まれてしまう」という現実があるからです。

災害時は、市役所の職員も被災者になります。道路が止まれば、物資もすぐには届きません。だからこそ、「公助に任せておけば大丈夫」というマインドから一歩進んで、「まずは自分たちで身を守る」という意識を、日常の当たり前の感覚として持っていただきたいのです。

「自分のため」が「誰かのため」につながる

ここで改めて整理したいのが、「自助・共助・公助」のつながりです。
● 自助:自分の身を自分で守る(家庭の備蓄、感震ブレーカーなど)
● 共助:地域や企業で助け合う(自治会、民間企業との災害協定など)
● 公助:行政による支援(インフラ整備・復旧、予算を伴うハード整備など)

私が訴え、実現した「感震ブレーカー」も、その一つです。最初は行政側からも慎重な声がありましたが、地震火災を防ぐという「自助」は、隣近所への延焼を防ぐという最大の「共助」になります。

「自分のための備えが、結果として大切な隣人を助ける」。この地道な積み重ねが文化になれば、いざという時の行政(公助)の力も、より困っている方々へ集中させることができるはずです。

※厚木市が有償配布している感震ブレーカー

防災を「義務」から「ワクワク」へ

とはいえ、堅苦しいお話ばかりでは文化にはなりません。
今私が考えていることとして、市内の企業が作る段ボールベッドを体験したり、災害時にも役立つ キャンプグッズを実際に触って試せるような「防災フェア」の開催を思い浮かべています。
「このキャンプ用品、災害時にも使えるしおしゃれだから日常でも使えそう」
「このポータブル電源、車中泊やレジャーだけでなく災害時にも役立つな」

不謹慎かもしれませんが、入口は低い方が良いと考えます。関心を高く持ち、気がついたら強いの「自助」が整っている。そんな前向きな広がりを、厚木らしい防災の形にと思っています。

命を守る「文化」を、共に。

防災・減災に終わりはありません。意識の風化を防ぎ、今の時代に合った防災をアップデートし続けること。それが市議会議員を務める私の役割でもあります。

もちろん、ハード面の整備はもちろん着実に進めていきます。でも、それ以上に大切なのは、皆さん一人ひとりの心の中に「防災という温かな文化」を育むことです。「厚木なら、災害時も大丈夫」。そう言える街を、これからも皆さんと一緒に作っていきたいと思います!

こちらから記事をシェアできます