義母の介護で知った、肺炎が奪う「その人らしい生活」
私が高齢者の予防接種、特に肺炎球菌ワクチンの普及に強くこだわるのには、私自身の経験があります。義理の母の介護をしていた時、母は大腿骨の骨折をきっかけに寝たきりとなり、その後誤嚥性肺炎を患いました。
看護師として多くの患者さんを見てきましたが、自分の家族が苦しむ姿を前に、「何かやってあげられることはなかったのか」と感じました。だからこそ、市議会議員という立場をいただいた今、「予防できるものは、積極的に予防していただきたい」という強い思いで、高齢者のワクチン接種の推進に取り組んでいます。
「自己負担4,000円」を守り抜く。経済的理由で接種を諦めさせないために
今、高齢者を取り巻く予防接種の種類は増えています。肺炎球菌、帯状疱疹、インフルエンザ、そして新型コロナ。しかし、接種を進めるための課題の一つに「費用」があります。
実は今年2026年の4月、肺炎球菌ワクチンはより効果の高い新薬へと切り替わりました。それに伴いワクチンの原価も上がりましたが、私は「自己負担額を絶対に上げないでほしい」と強く訴えてきました。
物価高が進む中、1,000円の値上げが接種を諦める理由になってしまうからです。その結果、厚木市では自己負担4,000円での「据え置き」としていただくことができました。他の自治体が値上げに踏み切る中で、市民の皆さんの健康へのハードルを死守できたことは、1期目の議員として大きな手応えとなりました。
「貢献寿命」を延ばし、医療・介護の現場を守る
今、社会を支えているのは現役世代だけではありません。地域や家庭で活躍する高齢者の皆さんの「貢献寿命」を延ばすことこそ、今の厚木市には不可欠です。
高齢者が疾病の重症化を防ぎ、元気に過ごし続けることは、ご本人の幸せだけではなく、結果として医療費の削減や、人手不足が深刻な介護現場の負担軽減にも直結します。
「病院は治療するところ。でも、できれば病院に行かずに住み慣れた自宅で過ごしてほしい」
この看護師時代からの願いが、私の政策の根幹にあります。
「健康手帳」で、一人ひとりに寄り添う情報を
現状、厚木市での肺炎球菌ワクチンの接種率はまだ高いとは言えません。私は今後、自分が何をいつ打ったのかを記録できる「健康手帳(ワクチン手帳)」の導入について前向きに考えています。

